お問い合わせ 048-591-8085 脳と身体のレッスン フェルデンクライス

フェルデンクライスとは

モーシェ・フェルデンクライス

フェルデンクライスメソッドはイスラエルの物理学者 「モーシェ・フェルデンクライス」博士により研究、開発されました。

フェルデンクライスメソッドでは足、脚、股関節、骨盤、背骨、肋骨、胸骨、肩胛骨、肩、腕、目、口、舌、呼吸などの様々な各部分の動きや身体全体(骨格や筋肉)の動きの連携を詳細に体験することで神経系を通して脳を活性化し動きの質を高め、自分自身を信頼することを学び、自己の可能性を広げる動きの学習法です。

レッスンの主な目的は、動きの機能がどのように組織化されるか学ぶことです。 行動のもっとも基本的な要素である動きを詳細に経験することで自分自身の全体に注意を向けられるようになります。 フェルデンクライスでは無駄な(不必要な)力を使うことなく意図を行動に結びつける方法を学んでいきます。

このメソッドは「気づき(awareness)」高め、思考や感性に影響を与え、本来人間に備わっている自然で機能的な動きを行う能力と意識を高め生活の質を向上させる事を可能にします。



フェルデンクライスで得られる効果!

モーシェ・フェルデンクライス

・姿勢や歩き方が楽で美しくなります。
・骨盤のゆがみを調整し、更年期症状を楽にする事が可能です。
・動きの質の改善により首、肩、膝、腰背痛などの改善。
・体の余分な筋緊張をなくすことで柔軟性が向上します。
・怪我の予防、痛みへの対処、リハビリ、ストレスの軽減。
・舞踊、音楽、スポ-ツ、武術等のパフォ-マンス向上。
・柔軟性、バランス、協調性、強靱生の向上。
・体のゆがみ改善により骨格が理想的になり内蔵機能の向上。
・年齢に関係なく動きのしなやかさが得られます。

■フェルデンクライスで得られる特徴的な変化又は効果

フェルデンクライスメソッド

・ボディ・イメージの向上。
・行動パターンの改善。
・自分への信頼が得られる。
・学習、呼吸、コミュニケ-ションの向上。
・不必要なエネルギーを減らし、意図を行動に結びつけることがスムースになります。

■その他の効果

・身長が伸びることがあります。
・体が軽くなったり、視界が広がったり、視力が上がることもあります
・人によっては覚醒したような状態を感じることがあります。
・以下のような症状を持つ人々にも効果があります。
 学習障害、脳卒中、脳性麻痺、自閉症、側湾症。

 

二つのレッスン方法

■グループレッスン (Awareness Through Movement:ATM 動きを通しての気づき)

フェルデンクライスメソッド グループレッスン

脳の神経システムにアクセスする動きのレッスン
このレッスンは教える側が言葉がけをして身体機能にあった動きを生徒自身が探す手助けをしていく方法です。
生徒は動きを通して動きの質の変化や体の状況の変化をみながら機能的な動きを学習していきます。
ATMの場合「動き」を作り出すのは受ける側です。

※プライベートのグループレッスンは 2名以上6名まで。


■個人セッション (Functional Integration: FI 機能の統合)機能統合法

フェルデンクライス個人セッション

その人の動きのシステムに直接働きかけ、動き方を学ぶ手助けをする方法です。 個人の課題にそった施術を手技で行い、繊細に触れ生徒の気づきを高めます。
身体意識や動きの質を高める事を可能にし、動きの質が良くなることで痛みの改善、動きの改善が得られます。

※FIは治療ではありません。レッスンを通して自分の体をより良く使う方法を学んでいきます。
※御希望によりATMの個人レッスンも行っています。


フェルデンクライスのレッスン指導を通して感じてきたこ

フェルデンクライス個人セッション

フェルデンクライス・メソッドは「新ししいものを新しいもの」として、自分の感覚で子どものように受け入れ楽しめる方にとっては、様々なことを発見し喜びを感じる事が出きると思います。
自身の体が面白く楽しく、一生学べる質の良い「おもちゃ」だと感じることができるでしょう。

ただ何でもかんでも分かりたがる方、答えをすぐ求める方にはとってはそれまでの価値観に当てはまらないようなことも起こるので、新しい感覚を静かに受け止めて頂けたらと思います。
自分自身の身体を信じて、動いて、試して頂きたいです。

フェルデンクライスは答えを他人に求めるのものではなく、「自分自身で学び方を学ぶ」学習法なのです。


モーシェ・フェルデンクライス (1904年~1984年)

フェルデンクライス博士

フェルデンクライスは、イスラエルの物理学博士で柔道家、機械工学技術者、地図制作者、教育者でもありました。
ソルボンヌ大学で物理学博士となり、ノーベル物理学者ジュリオ・キュリーの原子核研究のアシスタントをしました。
また、パリで現代柔道の創始者である「嘉納治五郎」に出会い外国人として初めて黒帯保持者となり、ヨーロッパに柔道を紹介しました。

フェルデンクライスは事故による大怪我から身体性の分野に入り自分自身の機能を向上させるために、人間が成長していく過程で動きを通して学習していくシステムに着目し、自分自身の身体を研究のために用い、歩くことを自身に再教育しました。

彼は解剖学、心理学、神経生理学、人類学等の幅広い分野わたって人間の身体と心を深く研究し、人間の機能を向上させるために脳の中枢神経にアクセスする画期的な“身体機能を向上させる学習法”「フェルデンクライスメソッド」を作り上げました。


フェルデンクライス博士

出来うる限り詳細に自分自身を知るということを学ばない限り、私達は限定された選択肢しか持ち得ない。

そして自由に選び取る事の出来ない人生というのは、あまり心地よいものではない。

モーシェ・フェルデンクライス(Moshe Feldenkrais)

日本語に訳されているフェルデンクライス博士の著書

・「フェルデンクライス身体訓練法」
・「からだからこころをひらく」(大和書房)
・「心をひらく体のレッスン」「フェルデンクライスの自己開発法」(一光社)
・「脳の迷路の冒険」「フェルデンクライスの治療の実際」(壮神社)

日本語訳されている関連書籍

・「フェルデンクライス脳と身体のエクササイズ」
・「マーク・リース、デヴィッド・ゼメック・バースン、キャシー・バースン著(晩成書房)